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会長 赤堀 侃司ICTプロフィシエンシー検定協会(P検協会)

 現在は、急速な変化の時代です。特に、科学技術の進歩は激しく、人工知能が将棋や碁の名人に勝つ時代になり、これは恐ろしいことだと、述懐した関係者がいました。これから10年以内に、現在の仕事の職種の50%は無くなり、新しい職種に代わると言われています。企業の国際競争はますます激しく、このグローバルな時代を生き抜くには、問題解決できる人材が不可欠で、企業は、できる人材なら中国でもインドでも欧米でも国の違いや言葉を超えて、人材を採用しています。そのできる人材とは、何でしょうか。日本の教育課程では、「資質・能力」と呼んでいます。高等学校や大学を卒業するためには、所定の単位を取得すれば良かったのですが、それだけではもの足らず、何ができるのかを問われるようになりました。このために、大学入試制度を変えて、知識理解だけでなく、思考力・判断力・表現力を評価する方向に変えようとしています。企業の入社試験の面接でも、即座に判断して答える能力を調べる方法に変わってきました。「資質・能力」とは、言うまでもなく、プロフィシエンシーのことです。通称P検は、ICTプロフィシエンシー検定のことですが、ICTを自由に使いながら、情報の分析から表現までの能力を評価する検定です。これからの大学入試や、企業での入社試験の先取りとも言えます。皆さんが、この検定を受験することで、できる人材になることを、期待しています。