ジュニアP検
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ジュニアP検の基本概念
 


1.ジュニアP検の「基本理念」


 ジュニアP検は、小学校1年生から6年生までを対象とした、情報リテラシー・メディアリテラシーを育む、プロフィシエンシーベースの教育指導法と評価手法(アセスメント)を体系化させた教育基準である。

 我が国の情報教育は、子供たちが情報活用能力を身につけることを目標としており、その教育の要素は、(1)情報の科学的理解、(2)情報活用の実践力、(3)情報社会に参画する態度、の三つに分類されている。

 ジュニアP検は、これら我が国の情報教育の目標を踏まえ、あらゆる情報がコンピュータで扱える時代を迎えた今、子供たち一人一人が情報を的確に扱うことができ、且つ、情報を見抜く目を持つ、という二点に重点を置き、米国ISTE(International Society for Technology Education)が定めたグローバルな教育標準であるNETS(National Educational Technology Standards)の認定を日本で初めて受けた情報教育の基準(スタンダーズ)である。

ジュニアP検の特徴

 ジュニアP検の特徴は、子供たちが情報技術を単に頭で理解したり、パソコンの操作スキルを身につけるといった教育を提供するのではなく、情報技術の運用能力(プロフィシエンシー)の発達の観点からの「教育指導法」と「評価手法」を定めた「教育基準」であるという点である。

 教育の目標をプロフィシエンシーの獲得として、子供たちが達成すべき基準を明確にし、それにより学習内容を決め、カリキュラムを設定し、一人一人をどのような基準で評価すべきかを策定している。

  従って、ジュニアP検は、試験を実施して合格・不合格を問うものではなく、評価(=検定試験実施)が統合された教育カリキュラムの仕組みとも言えるものであり、子供たちはカリキュラム中に組み込まれた課題に何度でもチャレンジすることにより、全員がゴールにたどり着く(=合格する)ことができる「検定試験統合型のカリキュラム」である。

 

【ジュニアP検が育みたい子供たちの7つの基本能力】


  1. 友達とコミュニケーションができる子供
  2. 人間関係を大切にできる子供
  3. 必要な情報を見つけ出し、その情報の信憑性を見抜く目を持った子供
  4. 自分の意見を、友達や社会に向かって発表、発信できる子供
  5. 情報の受け手の立場に立って表現できる子供
  6. 情報技術を駆使して自らあるいは共同して知的作品を作り上げられる子供
  7. 情報技術を問題解決のツールとして活用できる子供

 上記の様な能力を身につけるには、個々の構成要素を知識やスキルに分解して覚えこませたり、訓練したりして教えるだけでは難しい。

 子供たちに主体的課題意識を持たせ、いろいろな試行錯誤の機会を与え、結果に対して自ら評価する行動を習慣化し、両親や先生方が日々、的確に指導することが重要である。

 ジュニアP検ではプロフィシエンシーという概念を導入し、子供たちの育成目標、即ち、情報教育の目標達成のために、段階を踏んだ成長モデルの中で子供たちを育てるということを基本理念としている。